僕は今でこそCGパースの制作をメインでしていますが、もともとは長い事照明の業界にいました。
CGパースを始めたのは、設計した照明の空間を視覚的に表現したかったのが始まりです。
(今じゃ仕事は逆転しちゃいましたが、、。)
その当時からインテリアの照明設計をやることが多かったので、結局今もインテリアに特化したパースを手掛けています。
そんな流れでこの業界に入った私ですが、パースの仕事は大きく分けて2つあると思っています。
1.建築系のパース
○建築系のパースは、俯瞰図なども含め外観がメインとなります。
○建築系のパースの中でも、プレゼンやオーナー向けの説得するためのパースと、マンション広告用のユーザー受けを狙ったパースとあります。
○比較的業務フィー(請負金額の事)は高く、納期も緩やかな事が多いです。
○ただ、長期間携わるケースもあり、占め支払いを明確にしておく事も重要なことです。
○独特なノウハウは必要ですし、Photoshopでの演出も多いので、フォトショ素材も必要になります。
2.商業系のパース
○商業系のパースは、商業施設の内観や物販や飲食店舗などのインテリアがメインとなります。
○プレゼン向けの事が多いです。その後、HPやチラシの広告に使われる事もあります。
○デザイナーはプレゼン前日のギリギリまで検討していることが多いので、制作の早さと、途中の変更にも対応できるような融通が効く制作をする必要があります。
○業務フィーの単価は安価な事が多いですが、アングル数が多いケースが多々あります。
○前述したように納期は非常にタイトなことが多いので、結構体力勝負です。
○単価は低いですが、量が多いので「パースを作るのがメッチャ好き」って方はオススメです。
○こちらも明るさをデフォルメしたり、演出などなどにフォトショ作業は欠かせないので、フォトショの素材やスキルも必要です。
他にも、展示ブースのパースなども商業系になるのでしょうけど、演出が一際違うので、また独自のノウハウが必要になります。
また、展示ブース系はデザイン事務所が自社でやってるケースが主だと思います。
あと、プロダクトなどをやってる方もいらっしゃいますよね。
プロダクトのCGの仕事には全く関わった事がないので、今回は割愛します。
CGでの表現は色んな需要があるかと思いますが、弊社の場合は冒頭で述べました通り、商業系のパースをメインとしています。
今後目指す所は変わっていくかもしれませんが、現状はインテリアパースのスペシャリストを目指して邁進している所です。
まっ、他にも上述したようなものと全く違ったような分野を手掛けている方もいらっしゃると思いますが、それぞれのノウハウがあるので、やはりある程度特化するのは大切な事だと思います。
では、また。
記事:KEITA