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Cinema4Dのプリセットやモデル素材で作業効率化

私達がプロとしてパース制作をする場合、クオリティはさる事ながら、『制作のスピード』がとても重要なポイントになります。

PCやソフトが高スペック高機能になった昨今、時間を使えばCGによるパースは今や学生の方でも良質なCGパースを作ることが可能になりました。

しかし、現実は予算や納期に余裕がある物件などほぼありません。

私たちプロは限られた納期の中で、いかに高いクオリティを保ちつつ予算内で制作できるかが鍵となります。

こうした状況の中で、何万枚と描いてきた独自のナレッジはもちろん、家具や照明などモデリングしたもの、木目や金属などPhotoshopで作成したテクスチャが大きく役立ってきます。

現在、これまで制作してプリセットに入れているのは、チェアとソファだけでも300脚近くになります。インテリアパースでよく使用する植栽も随時登録数を増やしています。

ワインボトルなどよく使うCGモデルもストックしています。

ここでも透過や屈折の設定次第では、数を多く設置した際にレンダリング時間が大幅に伸びることがありますので、レンダリング時間を延ばさないように作成する事が大事ポイントとなります。

↓実案件での使用例。

レンダリング時間はさほどかからず、透過・屈折・反射、全ていい感じに表現されていると思います。なるべく多くプリセットに登録して、いつでも使えるように整理しておけば、制作のスピードアップに繋がりますよね。

小さな作業の積み重ねで面倒ですが、プリセット数を増やす事は大きなメリットがあります!

作成したモデル達はプリセットに入れて直ぐ使えるように設定しますので、今後ますます活躍してくれる事を期待しています。

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記事:中井 慶太